あかさたなの執行実験場

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zoom RSS 不信の連鎖

<<   作成日時 : 2012/01/29 08:49   >>

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なぜ(ミホノ)ブルボンを信じなかった

1992年の皐月賞、日本ダービーを制し、シンボリルドルフ以来のクラシック三冠に挑戦したミホノブルボンが最終戦の菊花賞でライスシャワーの2着に敗れた時に、戸山為夫調教師が、小島貞夫騎手に嘆いた言葉です。本当に「ブルボンを信じた競馬」をして、生粋の「長距離血統」のライスシャワー相手に「短距離血統」と言われ、スパルタ教育で距離への耐性をつけていったブルボンが勝てたかどうかは判りません。

しかし、戸山師はその一年後にガンで他界。ライバルのライスシャワーは95年の宝塚記念で重度の骨折を負い安楽死となり、小島騎手も、つい先日自殺するなど、ブルボンの周囲は常に死がつきまとっていますが、もし小島騎手がブルボンを信じた競馬をしていれば、もしかしたらこの運命はいくらか変えられたのかも知れないと思うのです。

なんでこういう話をするかというと、「信じられないが故の悲劇」というのが余りに多すぎるのではないかと思うのです。世の中の、公務員にしろ電力会社にしろ政治家にしろ、世の中にあまたある批判の半分以上は「楽して大金を稼いでる」という認識に帰結するのでは無いでしょうか?

しかし、彼らには、「高給」を貰う彼らなりの言い分や理由があるはずなのに、それを人は信じない。「それが正当か」どうかじゃなくそもそも耳を傾いてコミュニケーションをする努力すら放棄している。もちろん「あいつらは楽して大金を稼いでいるのに、俺たちは働けど働けど我が暮らし楽にならざり」という被害妄想に至る大きな要因は、給料が上がらないデフレスパイラルも大きいだろうとは思う。しかし、それだけでは無いような気もするし、この「不信の構図」って一旦出来てしまえば景気が良くなっても、何かにつけてケチを付けるようになるとしか思えません。(そもそも人間不信だから景気が良くならない気もするが)

では、この「不信の構図」が出来た時代に、人は「誰を信じてるのか?」と言えばそれは「自分」と「ルール」だけと答えざるを得ない。例えばブラック企業を批判して、残業を無くして労働基準法を厳守させよう。厳守できない会社は退場しようという人も多いけど、ブラック企業かそう出ないかを分けるのは、世間と会社、会社と社員の信頼関係であって、それが築けない会社って例え法律を守ってもブラック企業であり続けるように思えます。

前述のブラック企業批判だって根底は世の中の不信にある。結局「ルール」は所詮は網であって、その網からこぼれ落ちた物を最後に拾い上げるのは「信じあうこと」から来る「人の思いやり」であり、「法律を遵守しないから」「暴利を貪っているから」じゃなく、「信じ合わないから」(あるいは法律や陰謀論にしかすがる物が無いから)こそ世の中がギスギスしていないのかもう少し考えたいです。

去年の漢字が「絆」に選ばれただの「絆の重要性が震災で」とか言って喜んでいる場合じゃ無いんですよ。本当に絆があるならそんなこと言うのは野暮なのだしね。

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