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zoom RSS 福島第一原発を受けてエネルギー政策を考えてみた

<<   作成日時 : 2011/03/29 14:19   >>

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福島第一の事故を受けて、反原発の波が高まることが予想されるでしょうが、私はそれに強く懸念します。

たとえば、今の日本で原発以外のエネルギー原を考えてみると、自然エネルギーは、ピーク時の緩和ならまだしも実用レベルに達せず、化石燃料はこの件で暴騰がほぼ確約済み。おまけに、資源枯渇という先が見えている上に輸入の化石燃料依存体質が2度のオイルショックを引き起こしたことを考えれば得策ではないのです。

では、水力と地熱は?というと、地熱は立地が国立公園の景勝地ばかりで難があるし、水力も大規模なダム建設は適地が少なくなっています。例えば、日本最後の大規模ダムと言われる岐阜県の徳山ダムは51年の月日と3500億円の金額を費やして、ようやく12万キロワットの発電が可能で。治水とか水道の水のような多目的じゃないととても採算に合わないのです。また、水力とてダムに貯まった砂を取り除くときに砂が海にまで流れて漁業二深刻な被害をもたらすことがあるという公害から目をそらさないわけには行きません。

なら、原子力しか無くなるけど、この事故で新規立地はきわめて困難。いや、それだけなら、稼働率の上昇や老朽炉の新規の高効率な炉への立て替えなどのやり方はあるのですが、私が懸念するのは、立て替えすらも許容されず、ポスト原子力の決定打も無い中で、「危険な」老朽炉がいつまでも稼働する、いわば原発の普天間化とも言うべき事態です。 実際、事故前から(日本に限らず)この兆候はあったわけで、福島第一の1号機は1971年稼働の炉をメンテナンスにお金と手間をかけることで60年行かそうとしていた矢先のこの事故だったわけですが、そもそもどんなに金と手間をかけても新しい原子炉には安全性でかなわないわけで、化粧と整形で若作りをするおばさんのような物だったのでしょう。

なら、「欲しがりません、勝つまでは」じゃないけど、節電を永久に続ける選択肢も、どうも左の方々が考えるような、みんなが助け合うラブ&ピースの世界じゃなく、経済弱者から先に切り捨てられたり、例えば人工透析を受けている人に死んでもらう社会が健全かというとまた疑問でもあります。

ついでに言えば、化石依存を進め、燃料代の暴騰を甘受する社会だとか、採算度外視で夕張の炭鉱だとか、メタンハイドレートを今から掘削する社会も電気代の高騰は社会のあらゆる物・サービスの高騰を招く、いわばスタグフレーションに直結しかねないわけでこれも避けたいのです。

このように、どうもエネルギー政策は詰んでしまったよなあと思わざるを得ない。ソ連やアメリカなら原発が吹き飛んでも資源は幾らでもあるから良かったのですけど、そもそも日本という国はほぼ一つの国で自給自足で暮らしていた江戸時代の人口が3〜4000万人で飽和してしまったという事実は、日本の地力ではそれだけの人間しか食べさせられず、残りの8000万人は文明と経済力で初めて行かさている事実を端的に示しているのです。また、WW2も石油確保がそもそもの発端だった事実を考えてみれば、明治以後の日本というのは3〜4000万人+αの+αをどう喰わせるかで右往左往していた歴史と言い換えられるのでしょう。

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うーむ
hiten
2011/04/11 21:26

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