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zoom RSS 介護に1兆円をつぎ込むべきか、公共事業につぎ込むべきか

<<   作成日時 : 2009/12/23 19:31   >>

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しばしば、経済波及効果とか乗数効果とか聞きますが、それらは産業連関表によって出されています。そして、それらを分析してみると面白い事が判ります。

【平成17年(2005年)産業連関表(速報) 生産者価格表 34部門】
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000002568524

【平成17年(2005年)産業連関表(速報) 逆行列係数表(開放型) 34部門】
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000002568535

産業連関表にはさまざまな指標がありますが本来は「生産者価格表」が基本形のものですが、
経済効果を調べる場合には、「「逆行列係数表(開放型)」の表を見る。この「逆行列係数表(開放型)」というのは、注目している圏外からの輸入を加味して、圏内に1単位の最終需要がある場合に、どれだけ経済波及効果があるかを調べるのに適したものです。

最初の列和はある産業の需要が1増えたときの全体の経済効果、列和は全体の需要が1増えたときのある産業の経済効果を現しています。

列和で一番大きいのは輸送機器の2.82、次いで事務用品2.72、鉄鋼2.65・・・と製造業が続き、建設業は1.94、サービス業は全体として低く、情報通信も医療・保険・社会保険分野は1.68、金融は1.60です。

すなわち、100需要が上がったとき、自動車産業は282の経済波及効果を、建設業は194の経済波及効果を生むわけです。

続いて列和でもっとも効果が大きいのは、対事務所サービス4.62、商業3.72、鉄鋼と金融・保険が3.46、運輸が3.32、情報通信が2.64と続きます。

このことを総合するに、全体が冷え込んでいた90年代や麻生政権下にエコポイントや公共事業を増やしたり、全体のパイが増えていた80〜90年代に欧米が実施した金融ビッグバンやIT産業の振興策というのは一見して当てずっぽうに思えるのですが、利に適っているというわけです。

んで、それを踏まえて下の記事↓

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091216/plc0912161728015-n4.htm
【菅vs竹中論争】(2)菅氏「小泉・竹中路線は失敗」

それは完全雇用の下ではなるかもしれません。そこで第三の道ということで今、この間の経済政策とか雇用政策で常に打ち出しているのは、雇用が新しい需要を生む。例えば介護などは雇用が増えることでイコール、サービスを増やすことになる。あるいは同じ費用でも1兆円で1兆円しか効果がないというのが今の経済財政の官僚のみなさんの計算なんですが、おかしいではないかと。1兆円でやっぱり11兆円ぐらい生み出すような知恵があるはずだ。

と菅副総理は仰いますが、実のところ、介護に1兆円つぎ込んでも経済効果は1.6兆円にしかなりません。それならエコカー減税を続けたり、それこそ公共事業を増やした方がましですらあるのです。

1兆円の投資が11兆円になる投資というと、どうも、メタンハイドレートの実用化だとか、尖閣油田の採掘コストダウンとかそういうのしか私には思い浮かびません。実際どちらとも埋蔵量は膨大でも、採掘コストもまた膨大で、まったく実用化になっていないという点があるので・・・。

まあ、それにお金をジャブジャブつぎ込むのはエネルギー安保の観点から言っても、国富の面から言っても賛成なのですし、実際問題恐慌経済を脱するには、エネルギーマネーを原資に政府支出を増やす方向しか、どうも無いような気がするのもまた事実です。

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