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zoom RSS 潰す業界・潰す公共事業にもケアが必要

<<   作成日時 : 2009/09/05 11:31   >>

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http://soratobi.blog.drecom.jp/archive/1533
八ツ場ダムは「財源」じゃない。

そもそも論ですが、企業の目的はあくまでも「営利」を出すことであり、
企業が不況の度にリストラを行なうのもそれに従ったことです。その行為はある程度は容認せざるを得ません。

しかし、国の目的は「最大多数の最大幸福」であり、「営利」ではないはずです。
ところが、この10年程、プライマリーバランスの黒字化という方針を掲げ、公共事業を減らし、社会保障を減らしてきました。
「黒字化」という方針は明らかに「国は営利を目指します」ということです。営利を目指すというなら、国自体を民営化すればよい。

他方、地方の公共事業は無駄だと言われ、「公共事業でしか生きられない地方は滅びろ」とか、「公共事業で生きている地方は生活保護で生きている世帯と同じ」いう暴論まで聞かれてきます。

ただし、その場合は潰す産業(建設業)についていた人の再就職と、潰した業界をどう上手く縮小均衡させるかを、
きちんと考えることが出来ればこの暴論も暴論じゃなくなってきます。
しかしながら、もともと日本は供給力が過剰体質で、人を増やす余裕はありません。

農業と言っても、今の非効率と言われる状態でさえ人口の5%(250万人)しか就労していない状態です。
とても500万人の大部分を再就職させるには不十分でしょう。

その意味で、まさに建設業は「大きすぎて潰せない」業界の典型例なのではないでしょうか?

話がずれましたけど、今の公共事業削減という方針は「産業構造の転換」ではなく、あくまで「儲けるため」という主客が転倒した状態で行なわれたことで、減らす業界へのケアを怠ったことが余計に地方を疲弊させた原因であると私は思います。

この八ッ場ダムの中止も「最大多数の最大幸福」を追求するというなら、中止するとしても住民の生活再建をして、ダムを取り壊し、下流の都県にお金を返すべきでしょうが、そうしたら、1400億円の「埋蔵金」が吹き飛ぶ可能性があるでしょう。

そこで、この著者が懸念する「凍結」という名の「放置」が行なわれる可能性がきわめて高いと思います。
しかし、80兆円のお金のやりとりでマニフェストに挙げる、各種の財源が確保できる可能性は薄いですし、減らした業界へのケアを怠り放置するという行為は、地方への公共事業を減らした結果と同じ結果を各種の業界にもたらす可能性が高いでしょう。

その意味で民主党は、散々批判した小泉政権と同じ轍を踏む可能性が極めて高いです。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
>減らす業界のケア
それが無いから小さな政府派のやる事は焼け野原を増やすだけだと批判される隙になっているというのにとにかく利権を潰せば勝手に〜というのが間違いなのです。
第一・・積極的に起業する人が増えるには教育でより個人単位で動くシステムにでも誘導する必要有るのですが(そして個人単位ゆえの問題のコストもそれで発生しますし
今までどの小さな政府派も答えてくれませんでした。
後はイザ!の中に居る人間にでも質問してみますか・・
五月雨祭
2009/09/05 18:55
戦後、国のエネルギー政策が石炭から石油に転換したとき、割を食ったのが石炭産業。構造問題も拍車をかけて大々的なリストラが為され、その受け皿となったのが実は建設業界でした。

その後の高度経済成長による需要拡大で建設業界は大いに潤い、国策によって潰された石炭産業関係者にも相応の手当てが為されたことになります。しかしこのことは、彼らにとって大きなトラウマになっていたようです。

その昔、建設関係の知り合いが社運を賭けたプロジェクトを進めようとしたとき、強行に反対していたのが石炭産業出身の役員だったとか。曰く「あんたにはわからないかも知れないが、うちらは一度路頭に迷ったことがあるんだ。二度も社員をそんな真似にはあわせたくない」

無論、石炭産業から移ってきた世代はとっくの昔に引退してるでしょうが、今度建設業が国策で潰されるとなると、何か因縁めいたものを感じます。
かせっち
2009/09/05 21:42
公共事業=悪
官僚=悪
こういう思考でやる限り必要なものを叩き潰して焼畑農業になるのは必然でしょうね。
票のために産業や事業を焼く、それを支持する国民ってのも面白いですがw
KK
2009/09/06 01:58
小泉改革を否定したはずの国民が小泉改革の生き写しであるような民主党の政策を支持するのですから皮肉なもんです。
Neatness Neet
2009/09/06 08:37
>利権を潰せば勝手に
良く小さな政府派の言うところの「ゾンビを潰せば、産業が勝手に興る」論は何かが違うと思います。
教育たって速効性はありません。そのうちに手遅れになったらどうするんでしょうか?
それとも、教育システムを変えてそれが効果が出てくるまで日本は大丈夫なのでしょうか?
だったら、日本は危機ではありませんよね?

>石炭産業
そうなんですよね。炭坑夫が都会で地下鉄を掘ったりとかしていましたし。
建設需要がゼロになる事は有り得ないでしょうが、500万人は明らかに多すぎで、半分に減らすとして、
250万人に何を食わせればいいのでしょう?
農業?確かに250万人くらいですけど、全員交代が必要じゃありませんよね?
介護?あんなに給料が安いですし、増やすには税金投入が必要ですよ?自立が必要という意見とは矛盾しますよ?

・・・人海戦術な業種が本当に無いから難しい。

>焼畑農業
もっとも国民の暮らしのみならず、自分たちの票も焼畑農業ですけどねw

>小泉改革の生き写し
そうですかね?むしろつまみ食いで、右なのか左なのかわけわかんないのが民主党の政策だと思います。
あっ、「国民に媚びる」という骨格はありますかw
あかさたな
2009/09/06 09:44

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