あかさたなの執行実験場

アクセスカウンタ

zoom RSS 非理論的な意見といかに対峙するか その2

<<   作成日時 : 2009/07/22 08:38   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 2

今日はまず、はてなブックマークをご覧下さい。なぜ見るのかと言えば、これこそ非理論的な意見が生産される現場を今まさに目撃しているわけです。

elm200 金融 さぞかし闇金が儲かっているんだろうな・・・。政府がムリな規制をすればヤクザが儲かる。アメリカの往年の禁酒法と同じ。

mats3003 日本は、金持ちは銀行で左団扇、貧乏人は闇金で無間地獄って時代になってるって、いい加減に気付けや。

という意見がありましたが、実際には規制前の貸付額の1割も取り込むのは難しいんじゃない?というお話しがあります。

http://d.hatena.ne.jp/workhorse/20070526
消費者金融と闇金融では資金規模がまるで違うからだ。この統計を見ると、消費者向けの貸付は実に21兆円。このうち9割が貸付金利15%以上(2005年時点)。金利20%以上に限っても4分の3、15兆円である。この15兆円が上限金利に引っかかって、利下げをするか貸付を中止するかを迫られたことになる。

で、例えば、このうちの1割が闇金融に流出、ということになると、さすがにその悪影響は無視できない。借り手保護を謳いながら逆効果じゃん、という反論もぐっと説得力を増す。しかし、1割ということは1.5兆円である。いくら闇金融の実態は不明とはいえ、さすがにこの数字は非現実的だ。どうやって資金調達するんだよという話である。闇金ごときがさらりと1兆円の資金を調達できるのなら、投資銀行なんぞいらんのである(サラ金業者の社債発行は投資銀行にとってはドル箱だった。つまり、難易度が高いのでマージンも抜けるのである。筆者自身はファイヤーウォールの向こう側に居たので良く知らないのだが)。

elm200氏のような思い込みから、例えば金利を元に戻すべきだとか、政府がサラ金をやれだとか言う、トンチンカンなソリューションなソリューションが生まれるのでしょう。

しかし、よく考える必要がありますが、闇金に手を出す連中の圧倒的多数が遊興費に使って生活に苦しいという輩だったら、はっきり言って取り立ててどうこう言う必要はないのでしょう。
むろん、本当に生真面目にやっていて生活に苦しいという人ならそれは支援が必要ですが、本来は、自己破産なり生活保護なりの支援を受けられる人もかなりいるはずで、それは役所のPR不足だったり、「受けるのは恥ずかしい」等という本人の意識に問題がある(というと語弊があるけど)のではないでしょうか?

困っている人がいるから支援拡大と言うのは結構なのですが、すでに存在している物を知らずに御託を並べるのはおかしいと言えるのではないでしょうか?どんなに素晴らしい制度を作っても受ける人の意識変化がないと難しい話ですし、いくら生命に直結する議案とは言え隣で密告し合う社会が健全とも思えません。

人がイメージで物事を語りたがるのは、その結論に満足をしてしまうということもあるのでしょう。論理的なデータというのはそれだけ調べるのも手間がかかります。しかし、闇金大繁盛!というイメージからでももっともらしい結論を組み立てられますし、それ自体は間違っては居ないでしょう。(絶対値では全然違ってくるけど)

問題はそれで満足する人間が国会議員にも大勢いると言うことです。例え社○党の議員であっても本人かブレーンの専門分野ではそういう粗相はしないでしょう。

しかし、国会議員は全てにおいて専門家で無ければならないのに、議員の頭のコップもおそらく一般人と変わらないということです。そうした場合に得られる答えは個々の分野において専門家をブレーンに置くことでしょうが、以前も言ったとおり、それを実現するにはあまりに世論はコストをかけたがらないのです。

結局の所、問題を解決する能力よりも適切な問題点を見つけ出す能力の方が難しいし、人の上に立つ仕事には必要なんだよというお話しです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>結局の所、問題を解決する能力よりも適切な問題点を見つけ出す能力の方が難しいし、人の上に立つ仕事には必要なんだよというお話しです。

前回のエントリーのコメント欄であかさたなさんの結論を先にいうような真似をしてしまいスイマセンでしたw

>人がイメージで物事を語りたがるのは、その結論に満足をしてしまうということもあるのでしょう。論理的なデータというのはそれだけ調べるのも手間がかかります。

人は本質的に論理の生物ではなくイメージ、想像力の生物なのかもしれませんね。
但しその想像力が果たして豊かなのか乏しいのかは分かりませんが…。
Neatness Neet
2009/07/22 18:49
>結論を先にいう
いや、逆だったりします。

>想像力の生物なのかもしれませんね。
なるほどそう言う見方もありますか。あまり他の動物はここまで想像力が豊かではないですよねえ。
あかさたな
2009/07/22 22:30

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ブログパーツ
非理論的な意見といかに対峙するか その2 あかさたなの執行実験場/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる