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zoom RSS ギルドとしての自民党と、民主主義のコスト

<<   作成日時 : 2009/06/24 18:44   >>

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山本拓議員が総裁選前倒し署名。なんて愚劣な。彼は、単に政党は選挙に受かるためのギルドとしか思っていないように思えます。そもそも政党とは「共通の原理・政策の実現のために、政権の獲得あるいはそれへの参与を企図する団体」(広辞苑より)とありますが、こいつらに共通の原理・政策なんてものがあるのでしょうか?と思うと、積極財政派の麻生氏と、財政再建派の与謝野氏が同じ内閣だったり、タカ派の前畑氏と社民党上がりの横路氏みたいなのがおなじ政党なわけですから、「共通の原理・政策の実現」で集まったのは、それこそ共産党と公明党と幸福実現党くらいで、あとはギルドに過ぎないのでしょうねえ。

みたいなことを考えていたら、日比野庵というサイトに民主主義のコストなる興味深いエントリーが。

・・・民主主義とは、諸個人の自由意思の集合をもって物事の意思決定を行なう政治体制のこと。だからその条件として、国民一人ひとりに表現の自由と選択の自由が与えられ、保証されていないといけない。(中略)

・・・そのためには、なんらかの方法で候補者を選択できるための判断材料を手に入れられる環境があるということと、選択した結果を投票行為として示すのに何の制約も課されないという2点が必要になる。(中略)

・・・だけど、前者と後者について、それぞれコストという面で考えるとその内容に大分差があることが分かる。後者は各有権者に投票用紙を配布して、投票所を設けて、投票管理人に立ち会ってもらって、集計して、といった一連の決まった作業しかないから、それに必要な費用は、同一選挙区毎でみれば、大体いつも似たり寄ったりで大差ない。ところが前者となると、選挙活動に限ってみてもその議員なり、候補者なりの活動の程度によって、必要なコストは全然変わってくる。

一人でも多くの有権者に自分の政策を伝えたいと思えば、公民館なり施設を連日借りては有権者と討議したり、選挙カーの大量投入による呼びかけや、電話攻勢なんかをバンバンすることになる。

公民館だって、いつもタダで借りられるとは限らないし、選挙カーのガソリンや電話代が空から降ってくるわけじゃない。

選挙って、頑張れば頑張るほどお金が必要になる。それは事実としてそうなっている。金のかからない選挙なんて、NHKの政見放送だけで当選するくらい難しい。

前にも言ったのですが、政治家稼業というのは私立医大に似ているんだということです。そのこころは、入るにも、入ってからもべらぼうなお金がかかる。

お金がかかるから供託金を見直しましょうと言ったところで、それは入学金を見直しましょうというような物。入るまでのお金と入ってからのお金が相変わらずなら、意味は薄いわけです。

もちろん、そのお金自体を何とか減らしましょうという意見はあるしそれ自体は正論だけど、「予算の無駄遣い」云々と一緒で結局はそれだけでは何とか出来る物ではありません。

結局、なんでみんな汚職に手を染めたり、官僚の言いなりになるのかというと、政治活動への十分な手当がないからで、アメリカみたく30人くらい政策秘書を雇えば官僚に頼らなくても法律を作れるだろうし、もっと議員歳費もあれば汚職に手を染める議員も減るでしょう。(もちろん出も厳しく管理する必要があるけど)なんせ汚職に手を染める議員はみんなたたき上げの政治家なんですから。

さっき言った政党のギルド化も、お金がべらぼうにかかるせいってのも一因としてあげられるでしょう。議員がお金を気にせずに、政策に打ち込めるようになればもっと本来の意味の政党に近づくのかも知れませんし、天下りも、そもそも出世競争から漏れた人間の再就職対策という面があるので、OBを採用すれば天下りなんて物は減るでしょう。

このような話は、産経新聞の看板記者である、阿比留瑠比さんも指摘しておられました。

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/181205/
以前、ある秘書さんと話していたら、彼は「松岡氏を本当に非難できる政治家なんているのか?」と言っていました。大なり小なり、みんな問題を抱えているはずだということだと思います。政治家だからこそ身辺をきれいにしなければいけないということもいえますが、2世、3世ではない たたき上げの政治家が、いつもお金に苦労していることは、政治家も記者もみんな知っていることですから。私はこれまでも何度か書いてきましたが、議員歳費を大幅に引き上げ、公設秘書を増やす代わりに金銭の管理も厳しくするということにしないと、構造的な問題ですから抜本的に改善はありえないと思っています。

まあ、記者も知っててほっかむりなんていつものことですが、結局民主主義のコストは誰かが負担しなければならない。しかもそれは、どうやら安くはなさそうです。だけど、議員への支出を増やすとなると誰しもが眉をひそめるでしょう。「議員への支出を増やせ」という意見は絶対の自信があるのですが、どんなに正論でも主張すれば受け入れられるという話ではありません。これは、アプローチを仕方を変えなければならないでしょう。まあ、ちょっと長くなりましたので続きます。

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